Aphex Twin

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Aphex Twin、本名リチャード・D・ジェームス(Richard David James)

1971年8月18日にアイルランドのリムリックで生まれ、イギリスのコーンウォールで育つ。

10代で既にシンセサイザーを改造し、12歳になると作曲を始めていたとも言われている。

その作曲ジャンルは多岐にわたり、テクノ、アンビエントエレクトロニカドラムンベース、アシッド・ハウスと多彩である。

同時に複数のアーティスト名義を使うことでも知られる。「テクノ・モーツァルト」などと形容される事もあり、その独自性あふれる作品や音楽活動は現在の電子音楽・テクノシーンに多大な影響を与えた。

 

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経歴

イギリスでテクノシーンが隆盛していた時期、地元でDJをしていた。この頃からAphex Twinの名義を用いだす。

1989年に"Universal Indicator (Red)"でデビュー。

また、同時に他のレコード会社へもデモテープを送り、1991年にはTVTレコーズからAFX名義で後にシリーズ化するシングル盤の「Analogue Bubblebath」をリリースした。

同年1991年に自身のレーベルであるリフレックス・レコーズ(Rephlex Records)を設立。また、AFXとして"Analogue Bubblebath ep Vol.1"をMighty Forceからリリース(プレス数は150枚)。

1992年、R&Sレーベルと契約しAphex Twin名義で"Digeridoo"をリリース。アポリジニの民族楽器であるディジェリドゥーをサンプリングした曲で、彼の初期の代表作となった。

同年、同じくR&Sから"Xlem Tube EP"をリリース、アルバム 「Selected Ambient Works 85-92」も高い評価を得、Aphexの人気を決定づける。

1993年にはワープ・レコーズからPolygon Window名義でアルバム"Surfing On Sine Waves"をリリース。

1994年にAphex Twin名義でのリリースがR&Sからワープに移る。

Aphex Twin名義の初期はアンビエントをリリースする名義であったが、1996年のアルバムではドラムンベース(ドリルンベース)、2001年にリリースしたアルバムではプリペアド・ピアノを取り入れたりと実験的な曲もリリースする名義になっている。

2004年からリリースしたシングル「Analord」シリーズでは、アシッド・ハウス寄りの曲をリリースしている。

FACT Magazineは1992年のアルバム『Selected Ambient Works 85-92』を90年代ベストアルバム・リストの1位とし、NMEはオールタイムベストアルバムの92位に選出。

96年の『Richard D. James Album』は55位に、ピッチフォーク・メディアは90年代のベストアルバム40位に選んでいる。

またシングル「Windowlicker」はNMEの1999年ベストトラック・リストの1位に、ピッチフォーク・メディアの90年代ベストトラック・リストの12位に選出されている。

人材を発掘する手腕にも優れており、リフレックス・レコーズから独特の才能を持つアーティストを次々とデビューさせた。

とりわけ有名なのは私的な友人でもあったルーク・ヴァイバート、共作のアルバムを発表したμ-Ziq、そして自らがライナーノーツを手がけたスクエアプッシャーのいわゆるコーンウォール一派である。

長い沈黙を破った2014年の復活作『Syro』ではグラミー賞を受賞。

2015年にはSoundCloudでuser48736353001(Aphex Twin)が初期の未発表音源150曲余りを無料で公開した。

 

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Discography

Aphex Twin

アルバム
Selected Ambient Works 85-92(1992年)


Selected Ambient Works Volume II(1994年)


Words & Music (1994年)
Classics(1994年)
I Care Because You Do(1995年)
Richard D. James Album(1996年)


51/13 Singles Collection(1996年)
drukqs(2001年)



26 Mixes for Cash(2003年、自身が担当したリミックス集)
Syro(2014年)

 

シングル
Digeridoo(1992年)


Xylem Tube EP(1992年)
On/On Remixes(1993年)


Ventolin/Ventolin Remixes(1995年)
Donkey Rhubarb(1995年)
Girl/Boy EP(1996年)
Come to Daddy EP(1997年)


Windowlicker(1999年)


Analord 10(2004年)
Computer Controlled Acoustic Instruments pt2 EP (2015年)
Cheetah (2016年)


AFX
Analogue Bubblebath(1991年)


Analogue Bubblebath 2(1992年)
Analogue Bubblebath 3(1993年)
Analogue Bubblebath 4(1994年)
Analogue Bubblebath 5(1995年、未発売)
Analogue Bubblebath 3.1(1997年)
Hangable Auto Bulb(1995年)
Hangable Auto Bulb 2(1995年)
2 Remixes By AFX(2001年)
Smojphace EP(2003年)
Mangle 11 (Circuit Bent V.I.P. Mix)(2003年)
Analordシリーズ(AFX名義中心だが他名義からもリリースあり)
Chosen Lords(2006年)
Orphaned Deejay Selek 2006-2008(2015年)


Bradley Strider
Bradley's Beat (1991年)
Bradley's Robot(1993年)


Caustic Window
Joyrex J4(1992年)
Joyrex J5(1992年)
Joyrex J9(1993年)
CAT 023 (未発表。4枚のレコードがプレスされたのみ)
Caustic Window Compilation(1998年)


Gak
GAK(1994年)


Universal Indicator
Universal Indicator: Red(1992年)
Universal Indicator: Green(1993年)
※Universal Indicatorシリーズ中、 "Blue"(1992年)および "Yellow"(1992年)は、Kosmik Kommandoことマイク・ドレッドの作品


Polygon Window
Surfing On Sine Waves(1993年)

 
Quoth(1993年)


Power Pill
Pac-Man(1992年)


Q-Chastic
Q-Chastic EP(1992年、未発売)


他アーティストとのコラボレーション
Freeman Hardy & Willis Acid (&スクエアプッシャー、ワープのアルバム100枚リリース記念盤のWAP100に収録)
Expert Knob Twiddlers(Mike and Rich"名義のアルバムの、Richとして。Mikeはµ-ziqとして知られるマイク・パラディナス)
AFX/LFO (&LFOとのシングル)(2005年)

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Link

 

OFFICIAL WEB SITE:

https://warp.net/artists/aphex-twin/
FACEBOOK:

https://www.facebook.com/aphextwinafx/


SOUNDCLOUD:


TWITTER:

https://twitter.com/aphextwin

 


Link2 (最新ニュース)

 

NME Japan

https://nme-jp.com/tag/a00205/

amass

http://amass.jp/tag/1442 

BARKS

https://www.barks.jp/artist/?id=52000805

CINRA.NET

https://www.cinra.net/tag/Aphex_Twin

rockinon.com

https://rockinon.com/artist/150

 


 Link3

 

キミはAphex Twinを知っているか? 一から学ぶテクノビースト伝説:『Syro』発売に寄せて

 

野田 『Selected Ambient Works 85-92』を繰り返し聴いてみて、あれがカセットテープで何度も録音されたものだということが、重要かなって改めて思うよ。当時はハードディスクレコーダーなんてものはないし、彼は自宅で、自作の機材を使っているんだよね。イギリスのコーンウォールの大学生が、自分のベッドルームでつくる音楽。当時はまだ安かった303や606、自分でつくったエフェクタみたいなもので、カセットテープに録音してつくっていたんですよ。

 

野田 時代性が大きいんだろうけど、あんなロマンティックな音楽は、いまつくろうと思ってもつくれないでしょ。あえて荒削りな音を出したり、彼にはいろんな側面があるけど、ともかくおれは、ものすごくロマンティックな音楽をつくるときのエイフェックスが、最高にいいと思ってる。ポリゴン・ウィンドウは、もはや時代は、いわゆるレイヴカルチャーじゃないだろうというアンチテーゼだった。12インチのアナログ盤ではなくて、1枚のアルバムを通して聴く“エレクトリック・リスニング・ミュージック”をやっていくんだっていう意志があって、IDM(Intelligent dance music)と呼ばれるムーブメントのきっかけにもなるんだけど。ポリゴン・ウィンドウは、その前にリリースされた『Selected Ambient Works 85-92』と比べて、ハウスの要素を差し引いているじゃない。

 

──90年代半ばのエイフェックス・ツインのライヴ音源が話題に


Korg「monologue」のAphex Twinのプリセットを公開 | block.fm


Aphex TwinとされるSoundCloudのuser48736353001が全110曲をフリーダウンロードにて公開


謎の人物がAphex Twin の未発表曲150曲超を無償公開中。「本人だろ」のツッコミ多数


SoundCloud にアップロードされた153曲の情報を整理したGoogle Documentワークシート

https://docs.google.com/spreadsheets/d/11ouNaaVrNp60Ib34Kp0TO1n1XSc7-9DvfiZ9ZiTiD2c/htmlview?sle=true#


APHEX TWIN × SQUAREPUSHER インタビュー

 

エイフェックス・ツインのベスト・トラック TOP50」を英FACTが発表

 

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